目次
やりたいこと
発注書自動送信の仕組み
今回は、iPaaSを利用したコラボフローの更なる活用として発注書自動送信の仕組みを例にブログを書いてみたいと思います。
動作イメージ
コラボフローではメールの自動送信機能を備えていますが、Reply-To(リプライトゥ)機能が実装されていないため、コラボフローサーバーから送信されたメールへの返信を受け取ることができません。
この課題を解決するため、iPaaSを活用してGmailからメール送信を行う方式に変更します。
Yoom(iPaas)の設定
フロー全体図
手順
- Yoomにログインし、左メニューの「マイアプリアプリ」をクリックします。
- アプリ一覧から「コラボフロー」を検索します。
- コラボフローとの接続情報を入力していきます。
- フローを作成していきます。
まずはトリガーアクションを設定します。 - Yoomで発行されたWebhookURLをコピーして保存しておきます。
- フロー作成画面に戻り、次のオペレーションタイプを選択します。
- 「アプリと連携する」の一覧からコラボフローを選択します。
- アクションの中から「添付ファイルをダウンロード」を選択します。
- コラボフローのインスタンス名とWebhookで受信したファイルIDを入力して保存します。
- フロー作成画面に戻り、次のオペレーションタイプを選択します。
- 「メールを送る」の一覧からGmailを選択します。
- アカウント情報やメールの宛先を設定します。
(Webhookでコラボフローから受信したデータを利用しています) - 件名や本文を設定し、前のアクションでダウンロードしたファイルをメールに添付します。
コラボフローWebhookの設定
次にコラボフロー側のWebhook設定を行います。
あらかじめ用意しておいた「発注申請」の経路を開き「(1)Webhook」タブを選択し、(2)新規登録ボタンをクリックします。
Webhookの設定画面が表示されますので、(1)Webhook名に任意の名前を入力し、(2)通知先のWebhook URLにYoom設定の際に控えておいたURLを入力します。
通知条件には「申請書の経路終了時」を指定して、最後に「保存」ボタンをクリックして設定を保存します。
以上で、全ての設定が完了しました。
まとめ
以上のようにWebhookを利用する事で、簡単なステップでコラボフローからからメール自動送信(Gmailアカウントから)を行う方式に変更することができました。
今回はGmailアカウントからのメール送信を行いましたが、Webhookを応用すると他のさまざまなサービスと連携を行うことができるので、興味のある方は、ぜひお試しください!